スポーツジム初心者が知っておきたいマナー・心がけたいことは?
気持ちよくスポーツジムを利用するためには、マナーを守ることが大切です。しかし、スポーツジム初心者はトレーニングに気を取られるあまり、無意識に周囲の人に迷惑をかけているケースもあります。そこで今回は、スポーツジムでのマナーや心がけについて解説します。トラブルを避けるためにも事前にマナーを確認しておきましょう。
マシンはみんなのものという意識を持とう
スポーツジム初心者が、気づかずに失敗してしまうのが「マナー」です。多くの人が利用するスポーツジムでは、マナーを守ることが大切ですから、スポーツジムの基本的なマナーについて知っておきましょう。
使い終わったら必ず汗を拭く
使用したダンベルやマシン、ストレッチマットなどはそのままにせず、必ず汗を拭いておきましょう。汗がついたままでは次の利用者に不快感を与えますし、汗ですべるなどの事故が起きる可能性もあります。さらに、汗はトレーニング器具の劣化の原因になるのです。ほとんどのスポーツジムでは、マシンごと、エリアごとに汗を拭くためのタオルが備え付けられていますので、マシンや器具を使った後は必ず汗を拭いておきましょう。マシンについた汗だけでなく、ポタポタと汗を落としながらフロアを移動しないように注意してください。
マシンや器具は丁寧に扱う
当たり前ですが、マシンや器具を丁寧に扱うことも守るべきマナーです。マシンや器具は、多くの人と共用して使うものですから、傷つけないように注意するのはもちろん、正しい使い方をしましょう。
使った物は元の場所に戻す
ダンベルやバーベルプレートなど使った物は、必ず元の場所に戻してください。床に置いたままにしたり、他の場所に置くのは控えましょう。決まった置き場所に戻さないと、次の利用者が困ります。
長時間占領しない
マシンや器具の数にも限りがあるため、長時間マシンを占領しないように注意する必要があります。インターバル時には一度マシンから離れ、マシンの上で休憩しないようにしましょう。特に混雑している時間や人気のマシンを使うときは、時間を意識して利用することが大切です。
複数のマシンを同時に使う
複数のマシンを同時に交代しながら利用するのは、他の利用者がマシンを使えませんのでマナー違反です。複数のマシンを使わないように、トレーニングの時間や内容を見直しましょう。
公共のスペースであることも忘れずに
スポーツジムは公共のスペースなので、他の利用者に迷惑をかけないように配慮する必要があります。スポーツジムを利用するときは、以下のポイントに注意しましょう。
大きな音を立てる
筋肉を鍛えるためには、力を入れてマシンを動かすこと、元の姿勢に戻すときにゆっくりと動くことが大切です。しかし、元の姿勢に戻すときに一気に力を抜くと、大きな音が立ってしまいます。大きな音を立てると他の利用者に迷惑なだけでなく、マシンを痛めたり、トレーニングの効果も減ったりしますので気をつけましょう。
大声を出す
トレーニング中に声が出ることもありますが、大きな声を出すのは控えてください。大声を出すと他の利用者のトレーニングの妨げになります。
露出が多い服装
公共の場であるスポーツジムでは、服装にも配慮が必要です。利用者の中には上半身裸になったり、鏡を見ながらトレーニングする人もいますが、他の利用者が目のやり場に困ります。スポーツジムでは露出の多い服装は控えたほうが無難です。
私物をあちこちに置かない
私物を広げたり、物をあちこちに置いたりすると他の利用者の迷惑になります。トラブルに繋がる可能性もあるので注意しましょう。
複数人でのお喋り
スポーツジムで友人や仲間ができるかも知れません。しかし、複数人でトレーニングしながら長時間お喋りするのはマナーに反します。スポーツジムはトレーニングする場所と意識し、話したいときはロビーや休憩室を利用しましょう。
スマホを使う
スポーツジムではスマホの使い方も考える必要があります。「音楽プレーヤーとして使うならOK」というスポーツジムもありますが、通話や写真撮影は禁止しているスポーツジムもあるので要注意です。
気になる行為や人はスタッフに相談
利用者が多いスポーツジムでは、トラブルが起こることもあります。中には、「フォームが悪い」などと他者のトレーニングに口出ししたり、器具やマシンを長時間独占するようなマナーの悪い人もいるのです。そのような人に出会った時は、自分で対処せずにスタッフに相談してください。利用者同士で話し合っても、水掛け論になり解決しないケースもあります。トラブルを避けるためにも、管理者であり第三者でもあるスタッフに対応をお願いしましょう。
スポーツジムを気持ちよく利用するためには、利用者としてマナーを守ることが大切です。スポーツジム初心者だけでなく、慣れている人でも気づかずにマナー違反をしている場合もあります。スポーツジムは公共の場であると意識してください。また、よく会う人には挨拶をする、他の人をジロジロ見ない、咳や鼻水がでるような体調が悪いときはスポーツジムに行かないなど、当たり前のマナーも忘れないようにしましょう。